化粧品の「成分」と「安全性」について知っておきたい事は?

ネットで化粧品の事を調べていると「〇〇配合のコスメは危険!」「〇〇フリーだから安心♪」といったキーワードを目にすることがありますよね。

このような情報を見ていると、お肌に悪い成分があちこちにあるような印象を持ってしまいますが…本当に“危険な化粧品成分”というものは存在するのでしょうか。

そこで今回は、化粧品に配合されている成分の安全性についてまとめていきたいと思います◎

「色々情報がありすぎて何が正解か分からない…」
そんなお悩みをお持ちの方は是非こちらを参考にしてくださいね(^_-)-☆

基本的に日本のコスメは安全性が高い◎

基本的に化粧品には安全性が確認されている成分しか使用されていません。

特に日本は安全性を重視するお国柄◎

化粧品成分だけでなく、医薬品や食品などにおいても厳しい規定が定められているため、そこまで神経質になる必要はありません。

ただし、何かしらのリスクを伴う化粧品成分があるのも実際のところ。

実際に1980年には、厚生労働省がアレルギーの危険性が認められた102種類の成分を『化粧品表示指定成分』と制定し、これらの成分が配合された化粧品には、容器やパッケージに表示することが義務付けられました。

そう、今でこそ全ての成分を記載するよう義務づけられていますが、2001年に薬事法が改訂されるまでは、化粧品表示指定成分だけ記載していればOKだったのですΣ( ̄ロ ̄lll)

成分にこだわって化粧品を選ぶ昨今においては成分表示がないなんて考えられませんが、数十年前までは成分を重要視する人が少なかったのかもしれませんね(^-^;

と、このように肌トラブルのリスクがある事を分かりやすくするために制定された『化粧品表示指定成分』ですが…、これは現在でも化粧品に大きな影響を与えています。

次回は『化粧品表示指定成分』と『無添加化粧品』の関係について。

「無添加化粧品=安全性が高い」と信じ切っている方は、注意が必要かもしれませんよ~(ΦωΦ)

無添加コスメが肌にやさしいとは限らない!

「アレルギーの危険性が認められた」という事は、少なからず肌トラブルのリスクが潜んでいるという事で…出来ることなら避けておきたいものですよね(^-^;

特に乾燥肌さんや敏感肌さんなど肌トラブルが起こりやすい人は、是非とも遠慮したい成分です。

そこで!!
そんな女性たちのために、作られたのが化粧品表示指定成分が配合されていない『無添加化粧品』です。

安全性を特に重視するこのご時世。
無添加化粧品はお肌にやさしいというイメージから人気がありますが、ここで一つ注意したいポイントがあります。

現在では『化粧品表示指定成分』を『旧表示指定成分』と呼ぶようになり、この旧表示指定成分が入っていない化粧品を無添加化粧品としているのですが…前回もお伝えしたように、化粧品表示指定成分が制定されたのは今から40年近くも前のこと。

この40年の間に安全性が高まった成分もあれば、逆に新しい成分で安全性が不確かなものもないワケではありません。

この点を考慮すると…無添加化粧品が絶対に安心できるとは言えませんよね(◎_◎;)

もちろん無添加化粧品は一般的な化粧品に比べて刺激が少ないなどお肌にやさしい傾向はありますが、必ずしも安全だとは思わないのが賢明◎

たとえ乾燥肌や敏感肌など似たようなトラブルがある場合でも、人によって合わない成分は異なるため、無添加にこだわらず自分に合う化粧品を使用するのがベストだと言えるでしょう。

~知っておくべき防腐剤の真実~

肌に悪いと敬遠されがちな『防腐剤』。

代表的な成分でいうとパラベンですね。
パラベンは旧表示指定成分に含まれているため無添加化粧品には使用されておらず、無添加化粧品でなくてもパラベンフリーをアピールする製品は多いものです。

ではパラベンは本当に危険な成分なのか?

確かにパラベンに肌トラブルの危険性がないワケではありませんが、意外と刺激性は少なく、専門パッチテストを行ったところ1000人に2人程度しか反応を示さなかったという結果が出ています。

ちなみに着色料で反応が出た人が約60人ほど、香料では10人ほど。
この結果を見れば、パラベンよりよっぽど着色料や香料の方が高リスクであることが分かります。

また、パラベンの代わりに無添加化粧品に使用される『フェノキシエタノール(*)』ですが、フェノキシエタノールはパラベンに比べて防腐効果が劣るため、他の防腐剤と組み合わせるなどの必要が出てきます。
(*)フェノキシエタノールは旧表示指定成分ではないので無添加化粧品に配合してOK。

例えば抗菌効果+保湿効果のあるプロパンジオールやペンチレングリコール、BGといった成分たち。

ただしこれらの成分は防腐剤ではなくあくまでも抗菌剤なので、パラベンには遠く及ばず、大量に入れなくてはならなくなってしまうのです。

防腐効果の高いパラベンのみの化粧品を選ぶか、パラベンを嫌ってあれこれ配合された化粧品を選ぶか…。

パラベンが肌に合わない人もいればフェノキシエタノールが合わない人もいるのでどちらが正解とは言えませんが、『パラベン=危ない』と思いこむのは少々危険だと思いませんか?

エタノールは避けるべき成分?

お次はこちらも嫌われがちな『エタノール』について。

エタノールは、抗菌、防腐、清涼、収れんなどの成分として使用されているのですが、確かに刺激は感じやすい部類ですね。

ピリピリしたり、赤みが出てしまったりと合わない人も少なくないかもしれません。

また、エタノールは皮膚を乾燥させてしまうので、乾燥肌や敏感肌の人がエタノール高配合のコスメを使う事は避けるのが無難◎

成分表示を見て、エタノールが先頭あたりに記載されているものはかなりたっぷり入っているので止めておいた方が良いでしょう。

ちなみに…スキンコンディショナーと名のつく化粧水もエタノールが多めに入っている傾向にあるので、乾燥肌さんは注意が必要。

極端にアルコールに弱い方や大量に配合されていない限りそこまで神経質になる必要はありませんが、「おや?」と思った場合は使用を中止することをオススメします。

美容成分は必ずしも安全ではない?!

お肌に良いと言われている成分でも決して安心はできません。

これは本当に難しいもので、一般的に“美肌効果のある成分”と言われているものでも、肌に合わなければ当然トラブルが起こってしまいます。

例えば、コメヌカエキスやダイズエキスといった成分たち。

米や大豆由来の成分は割と肌トラブルを起こしやすく、ヒアルロン酸が合わない人も少なくないと言われています。

肌トラブルが起こると、どうしてもパラベンやエタノールなどのせいにしてしまいがちですが、実はコメヌカエキスやダイズエキスが合っていなかった…なんていう事もあるので、偏った見方をしないよう注意したいところ◎

最近ではアレルギーテスト済みやスティンギングテスト済みのコスメも数多く販売されていますが、合う成分、合わない成分は人によって異なるので、化粧品でトラブルが起こりやすい方はパッチテストをしてから使い始めることをオススメします。

効果が高い成分は刺激も強い。

シミ・そばかすの予防に効果的だとされている『美白有効成分』も比較的刺激が強く、肌トラブルを起こしやすい成分です。

また、最近人気のあるハイドロキノンやレチノールも刺激が強く、尚且つハイドロキノンは塗付してそのまま紫外線を浴びると、逆にシミやそばかすが出来やすくなるなど扱いが難しい成分。

特にハイドロキノンの配合量が多い製品はそれだけ副作用のリスクも高まってしまうので、メーカーが推奨する量・使い方を守って使用するようにしましょう◎